「日本人としての意識」は、日本人の「感性」と強い相関があるという研究発表がされています。(東京都教職員研修センター)
アガペインターナショナルスクールは、
日本にあるインターナショナルスクールであり、日本人のお子様を多くお預かりしています。
日本人としての意識は、幼児期に育むものであり、
幼児期にアガペで過ごすこどもたちは、日本語タイム(8:00~9:30)に、日本人としての感性が育まれることを目標としています

日本人の感性を育む

伝統行事の遊びがいっぱい

日本では、お正月、節分、お雛祭り、お花見、七夕、お盆と夏祭り、紅葉狩りなど、季節に応じて様々な行事があります。
日本語スタッフはそれを意識した様々な「遊び」を準備しています。こどもたちは「遊び」を通して、伝統行事における感性が自然に育まれます。
伝統行事には歴史があり、時代の変化とともにその楽しみ方も変化しています。
それでも続いていることのすばらしさを思うと、歴史がどれほど日本人の心の支えとなってきたことでしょうか。
幼児期は、まずは伝統行事の色彩・音・匂い・味・動き を、五感を使って心ゆくまで楽しむことで、
アガペのこどもたちは、日本人としての感性が豊かに育まれます。

大人には丁寧な言葉使い

お友達に対する言葉使いと、大人に対する言葉使いは、明らかに違うのが日本語の特徴の一つです。
外国人がもっとも苦労する部分でもあります。
こどもたちは、日本語スタッフと日本語を使い、それぞれ関係を築きます。
両親に対するような言葉使いではなく、大人には丁寧な言葉使いを使うことを学ぶ機会です。
ですから、年齢に応じて理解できるように、日本語の使い方を丁寧に導いていきます。
例えば「挨拶」の習慣を身につけ、終わりには、お辞儀をしながら「先生、ありがとうございました」と言います。おままごとでは、お医者さんごっご、ケーキ屋さんごっご、レストランごっごと、年齢も混ざって、日本語スタッフが敬語や謙譲語を使い分けてその役になりきると、こどもたちはそれに気づいてまねをしたり、ごっごのやり取りを繰り返すことで、役割によっては使い分けることができるようになります。敬語、謙譲語と学ぶのはだいぶさきですが、このときは体験を通じて、感覚的に理解します。ごっこ遊びは日本語の繊細さを習得するのに最適です。
また、毎日読み聞かせをする様々な絵本を通して、日本語の豊かな表現を学ぶことができます。
それを毎日繰り返すことで、アガペのこどもたちは、日本人としての感性が豊かに育まれます。

四季の美しさを感じる感性

四季にちなんだ絵本を読んだり、工作をします。また四季と伝統行事は密接な関係があり、伝統行事の遊びを通じても、四季の感性を育むことができます。
旬の野菜の絵本を読んだり、おままごとをしたりします。また、英語保育の時間では、1時間の外遊びを毎日行っており、実際に外で、四季の変化を
体感することができ、日本語と英語の見事な連携がとれています。保育スタッフはお互いの保育内容を意識し、連携を取ることを大切にしています。正確にいうと、楽しんでいます。
さて、四季の美しさを感じる感性とは、何でしょうか?
桜は、新しいことが始まることを予感させます。
満開の桜を楽しんだのもつかの間、春一番の風が吹き荒れると、あちらこちらが花吹雪になり、空間が薄いピンク色に飾られます。
それをみて、日本人は、桜のはかなさを繊細に感じ取り、しみじみと感動するのです。
台風の後は、澄み切った空気とともに、秋の到来をどこかで期待します。
紅葉狩りを楽しんだ後には木枯らしが吹きます。はだかになった木をみて、紅葉の時期が去ったことを悟り、
冬がくることを覚悟します。そして年賀状を誰に送ろうか、どのような年末年始を家族で過ごすのか、いろんなことを考えながら、
忙しない師走を過ごすのです。
大晦日の大掃除はとても忙しなく、とてもさわやかな気分になります。
除夜の鐘の音がどことなく聞こえてくる気がして、厳かなきもちになります。
そして日本人にとって最も大事な行事。お正月。
新年の挨拶は厳かに始まり「去年はお世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。」頭を深々とさげて、相手に挨拶をするのです。
これを当たり前のように何百年も続けてきた日本人。和を尊び、和を重んじる日本人の感性。
これは言葉に表れ、言葉で育まれる感性だということが、わかります。
日本語スタッフはこれらのことを意識して「遊び」を準備しています。その「遊び」を通して、
アガペのこどもたちは、日本人としての感性が育まれます。